2月末からの新型コロナ・ショックで世界中の株式市場が大きく動きました。

なかでも、いまや「世界一の景気敏感株」になっている日本株式は円高進行も相まって大きく値を下げました。

米国の大手投資顧問会社Research Affiliatesが算出する長期期待リターンでも日本株式は6.5%と、欧州先進国や中国株式と同等の水準になっています。
自信を喪失している日本人が思っているより、日本株式は魅力を増しています。

インデックス投資をする分にはこの水準が期待できますが、日本に住むわれわれにとっては日本株式により有利に投資する方法があります。
それが、小型割安株への長期投資です。

何事も前もって準備しておかないことには、いざというときに実行に移せません。

コロナウイルスがどの程度実体経済の収縮につながるかまだ誰もわからない状況で、株式市場はまだ織り込み切っていないと考えています。
一段二段の下落はあり得る状況です。

ぜひこの週末、自分に合った小型割安株投資を考えてみてください。

投資信託と個別株式、どちらを選ぶ?



①東証2部上場企業への投資
当ブログでは以前から、東証2部に上場している株式への投資に注目してきました。

「東証市場第二部」(東証2部)の市場平均指数は、長期で日経平均・TOPIXをはるかに凌駕しています。

大和住銀日本小型株ファンド(三井住友DSアセット)
東証2部上場の株式に多く投資する投資信託・ETFは、ほぼこのファンドに限られています。
東証2部銘柄がポートフォリオの33.1%を占めます。
ジャスダック銘柄が45.3%、東証マザーズ銘柄が3.6%を占める、生粋の小型株ファンドです。

日経新聞にもしばしば登場するカリスマファンドマネージャー・苦瓜達郎氏が運用しており、その成績は目覚ましいものです。
ただし大和証券のみで投資可能なのが厳しいところで……。

大和証券に口座を持っていない場合、SBI証券やマネックス証券が提供するS株・ワン株といった小口投資を利用して、個人でも小額から複数の企業に分散投資できます。

詳しくは以下の記事をご覧ください。
東証2部市場でのんびりガッツリ儲けよう!

②超小型株式「マイクロキャップ」への投資
大型株式の成績を長期で上回る超小型株式「マイクロキャップ」もこれから仕込みの時期に入ってきます。
当ブログでも以前詳しく取り上げました。

超小型株式への投資を考える 市場で最もリスクのある場所に最もリスクが高まったときに投資して、ボロ勝ちをねらう!

スパークス・アセットが運用するスパークス・プレミアム・日本超小型株式ファンドを購入することで、日本の超小型株式(国内株式市場のうち時価総額下位2%の約1800銘柄)からより抜きで投資することができます。

自前で個別株投資を行う場合は、各証券会社のウェブに用意されているスクリーニング機能が活用できます。

東証1部・2部・ジャスダック・マザーズの各市場で時価総額100億円以下の企業を検索すると、1300銘柄がヒットします。

追加で以下の指標を加えます。

(健全性)
・配当利回り0.1%以上
・自己資本比率40%
・ROE 8%以上
・企業スコア/財務健全性6以上
(割安性)
・企業スコア/割安性6以上


ここまでで、超小型・高クオリティ・割安の90銘柄まで絞れました。

この先はお好みで、
・PCFR(株価キャッシュフロー倍率)の低い順に買う
・過去5年~10年の売り上げ・営業利益の推移が右肩上がりの企業を買う
といった戦略が考えられます。

当ブログをご覧になるような方はキリギリスタイプよりアリタイプの方が多いと思いますが、アリにも凡庸なアリと優秀なアリがいます。

目標を設定し、解決策を考え、ホームワークをコツコツとこなすアリだけが得られる果実があると思います。

今日明日の数時間は、この先の数千万円につながるかもしれません。
冷静に粛々と準備していきましょう!

人生を豊かにする「投資」の専門家
日野秀規でした。
ありがとうございました!

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