“人生100年時代” という言葉が広く知られるようになって2年ほど経過した。

現役世代の半数が100歳を超えて生きる時代に、ひとりひとりがいかに働き、どのようにマネープランを考えていくべきなのか?が問われたわけである。
そのさなかに降ってわいた “老後資金2,000万円不足問題” も記憶に新しい。

そして現在、私たちは新型コロナウイルス禍に翻弄されている。
想像もしなかった形で、飲食・旅行・運輸・イベントなど私たちの生活に膾炙したさまざまな産業が危機に瀕し、従事する方々の窮状は察するに余りある。
影響は時間差で社会全体に広がっていくだろう。

長生きするにはカネがいる。
見えない未来を生きるにはカネがいる。


いまほど将来不安と、その裏返しである金銭至上の価値観が広く共有されている時代は、戦後復興期以来の70年ではなかったのではないだろうか。

ここで1つ、考えてみたい。
あなたは、
まさに今から75歳になるまで、
自分が、家族が、満足できる生活を
続けていけるだけの賃金や事業収入を
かせぎ続けていく自信がありますか?

社会も勤務先も勤務形態も変わっていくことを前提に、自分も学び直しや転職も含めて変わっていくという心構え

移り変わりの早い現代において、30年~40年先の職業人生を自信を持って見通せるという方はむしろ少数派に属するかもしれない。

これから数十年、収入を安定的に得ていく自信を私たちはどうして持つことができていないのだろうか?

たとえば……

①60歳定年からの再雇用で65歳まで働けばお役御免の時代で、自分がさらに10年も働くことを考えると体力・気力の面で自信がない。
→食生活や医療が向上し、私たちの老化はどんどん遅くなっている。われわれ現役世代が65歳になっても、いまの65歳よりはるかに元気なので大丈夫。働こう。

②今の勤め先が自分の定年年齢まで安泰で、その先再雇用してくれるかがわからない。正規雇用ではないので年を取ってからの勤め先が不安だ。社会が変わっていくスピードが年々早くなっているので、自分がいつまでついていけるかわからない。
→現在35歳の方が75歳まで働く場合、45年の職業人生が残っている。それまでの3倍以上の時間、働き続けるわけだ。

“人生100年時代” という言葉の大本になっているベストセラー“LIFE SHIFT”では、健康寿命が長くなり労働期間が長くなるので、学び直しや転職が当たり前になるとしている。
人は変わらざるを得ない時代が来ているという話。

社会も勤務先も勤務形態も変わっていくことを前提に、自分も学び直しや転職も含めて変わっていく心構えを持つ必要がある。
そうなれば、学び直しで自分のスキルを広げ、掘り下げていく楽しさを前向きにとらえられるようになる……ように仕向けていきたいもの。

そうはいっても、自分の努力や能力では及ばない、社会や労働環境の変化があるかもしれない……という漠然とした思い。
改めてその不安に目を向けさせたのが、新型コロナウイルスが引き起こしている暴力的な社会の変化だと言えるだろう。

“法人” の変化する力を自分の味方につける

私たち人間が変わるには、ときには苦痛すら伴うほどの努力が求められるし、心理的な負担も少なくない。

ところが同じ “人” でも “法人” は、人間のように苦痛や負担を感じることなくどんどん変化していくことができる。
社会経済の変化に適応し、利益を稼ぎ出す力を維持・伸長させていく。

たとえば誰でも知っている、世界の “グーグル”。
ウェブ検索から始まった当社は1998年の創業からわずか20年強で、総合巨大IT企業として自動運転車やヘルスケア分野まで事業を大きく広げてきた。
企業価値は100兆円を超える世界第4位の大企業である。

たとえばこどもでも知っている “任天堂”。
当初は1889年に創業され花札やトランプを製造していた京都の一企業。
1983年のファミリーコンピューターの世界的なメガヒットが決定的なターニングポイントとなり、現在では最新据置型ゲーム機 “Nintendo Switch” 売上げ5,500万台を誇る、日本を代表するグローバル企業の1つに成長した。
国内大企業の中でも屈指の利益率を誇る。

たとえば老若男女が立ち寄る “ニトリ”。
1972年に札幌で創業された家具店は、家具・インテリアを総合的に取り扱う “ホーム・ファニシング” 業態へと変化し、33年間連続して売上と利益を増やし続けるという偉業を達成し続けている。
売上高6,000億円を超え、企業価値は株式上場時から100倍以上に成長、株価はこの10年間で6倍以上となり、年率20%を超えるリターンを投資家にもたらしてきた。

7月31日現在、グーグルの株価は約16万円、任天堂は46,440円、ニトリは23,170円となっている。

たとえば3社に1株ずつ・合計約23万円を投資することで、“長期間の過酷な競争、ならびに感染症との闘いに勝ち抜いた実績” を土台に、今後も蓄積されていく各社の利益の一部があなたのものとなる。

毎年2回の配当として定期的に、望む時に株を売れば売却益として、あなたのサイフを潤してくれる。

私たち人間以上に軽やかに変化し続け、したたかに稼ぐ企業をきわめてお手軽に味方につけることができる手段が、株を買って株主になることというわけ。
頼もしくはないだろうか?

あなたがよく知る、あなた好みの優良企業に投資してみるのも楽しいもの。
よき人生のパートナーとなってくれる株を見つけに、まずはぱっと思い浮かんだ証券会社の名前を “ググり”、口座を開くことから始めてみよう。

人生を豊かにする「投資」の専門家
日野秀規でした。
ありがとうございました!

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