Poland: The Best Way To Bet On Eastern Europe
ポーランド:東欧に賭ける最良の方法
米国の投資情報サイト“Seeking Alpha”にポーランド株式の評価と経済に影響を与える要因についての記事があがりました。
実は一昨日、格差縮小ファンドでiシェアーズMSCIポーランドETF(EPOL)を購入したばかりでした。
補足をはさみつつ記事をご紹介していきます。
①株式の評価:欧州先進国中で大幅に割安
ポーランドは昨年から、主要株式指数算出会社の1つであるFTSE Russellの指標では先進国に格上げされています。
すでにFTSEの指数を採用しているバンガードのETFでは、ポーランドは米国以外先進国株式ETF(VEA)に含まれています。
MSCIではまだ新興国扱いです。
もっかのポーランドのPERは11.59倍で、米国S&P500のPER 20.21倍に比べ43%引き。
欧州株式のPER 15.44倍からも25%引きです。
CAPEの比較ではポーランド12.2倍・米国29.9倍・欧州18.7倍と、たたき売り状態は一目瞭然です。
中央値EV/EBITDA倍率で比較してもポーランドは割安です。
EV/EBITDA倍率とは、その時点での企業の値段(株式時価総額から借金を引いたもの)を、現金収入(営業キャッシュフロー)で割ったものです。
この数値が大きいほど、稼ぐ力に対して過大評価されていることになります。
PERに近い意味合いの指標です。
緑が濃いほど割安なので、欧州地域ではハンガリー・ルーマニア・ロシア、続いてオーストリア・ギリシャが割安というところです。
スウェーデン・デンマーク・ベルギー・スイスは割高になっています。
②高成長・低家計債務
家計が負っている債務が低水準であることは、今後、債務を拡大していく余地があることを示しています。
将来的なGDP成長率の伸びを担保するキャパシティがあるという考え方です。
現時点の欧州委員会の予測でも、2020年実質経済成長率は3.3%が見込まれ、EU28か国中6番手の高成長国です。
長期的視点に立てば、ユーロを採用せず自国通貨ズロチを保持していることが大きなプラスです。
金融政策や国債管理の自由があるからです。
ポーランドを含む東欧投資については以前に詳しく記事にしています。
ご参照ください。
徹底攻略・東欧株式の長期投資
人生を豊かにする「投資」の専門家
日野秀規でした。
ありがとうございました!
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